【転職しました】八頭船岡農場ってどんなとこ?【やずにっき】
こんにちは、さわちです。
私を知ってくださる皆様に報告です。
転職しました。
相も変わらず鳥取県でサラリーマン農業です。
転職先は「農事組合法人 八頭船岡農場」というところです。
八頭船岡農場とは??
農事組合法人八頭船岡農場

トリクミさんデザインのロゴマーク
〒680-0471
鳥取県八頭郡八頭町船岡456-5
Tel:0858-71-0131
主要作目:野菜(白ネギ、キャベツ、レタス等)、米、飼料米等
農地面積:約254ha(2017年4月現在。組合員の直接管理含む)
旧船岡町の管内で「集落の農地・水田は集落で守る」ための集落営農組織として誕生しました。
集落営農:集落を単位として、農業生産を共同で取り組む組織をいいます。
元々は地域のおじいちゃん組合員さんが働く、という一般的な集落営農の形だった様ですが、
6年ほど前から若手の社員さんも次々誕生。
社員さんは30代40代が多めです。現最年少21歳。
延命措置に近い集落営農から、きちんと若手に引き継がれつつあります。
主要事業は「米班」と「野菜班」
そしてほぼ新規事業「民泊」と「畜産」
これらの事業を八頭町の船岡と大江を中心に行っています。
私はその中の畜産班に入ります。班って言ったかて、私1人なんだけども。
「畜産班」はなにをするの?

放牧中の2頭
現状、やっているのは「放牧と自給飼料が繁殖牛にとってどのような影響を与えるのか」という研究事業です。
協力してくれる和牛繁殖農家さんと一緒にやっています。
繁殖農家さん:母牛を育て、子牛を産ませて売ることで生計を立てる牛農家さん
自給飼料とは輸入ではなく、自分たちで生産できる牛の餌のことです。
ウチでは飼料稲(WCS)と飼料米(SGS)を使用しており、もちろん田んぼで生産できます。
プラス、放牧は合わせて約1haほどの耕作放棄地(または困難地)の棚田を利用しています。
つまり、この2つの方法でかなりの面積を耕作できるということ。
且つ、私に課せられたミッションは「繁殖牛放牧を事業として経営可能にすること」
利益もなく、公共のために耕作放棄地対策は民間にはできません…。
初めに聞いた正直な感想は「wow」です。言葉を選ばず言えば「やべぇな」
だって私、畜産も経営も素人同然ですもの。
自信?んなもん、ないです。
でもやりますって言いました。無謀極まりないけどやりたいって。
まとめ:「残る田舎」を目指す
八頭船岡農場は地域の人が「この田舎を残したい!」という思いから生まれた組織です。
八頭は正直そこまで特筆すべき特徴がある田舎ではないです。
暖かい人はいっぱいいます。景色も綺麗です。大好きだけど、他の地域でもそんなところはあった。
人間が減っていく中で「残れること」というのはすごく価値になると感じます。
大規模な面積を耕作できる、若い人が継続的に参加している。そんなことが。
私のような未熟モンを新規事業に投入する危うさなんかも大いにありますが、だからこその結果が今なのかなと思います。
今後、「地域を残す」という組織の中で、私の目指すことは「継続すること」
そのために稼がねば!というのが、直近の課題です。
じゃないと口だけになっちゃいますからね。

船岡農場の名刺裏
このログで無謀な戦いをしてる雰囲気を感じ取っていただけたら、皆さん助けてくださいませ。まじで。
おっきいこといっぱい言いましたが、小さな目標は「無言で死なないこと」です!
この会社を利用し、利用されながら働ければいい関係なのかなと思います。
ではでは!
鳥取サラリー農家、無事転職完了しました。八頭で牛飼いになります。
美人さんでしょ? pic.twitter.com/5fS89c0iKq— さわち@鳥取サラリー農家 (@sawachi_0726) 2018年1月4日